前置詞2
December 31st,2012
   前回に引き続き前置詞です。 Ants & Grasshopper から拾っていきます。 He played the violin in the streets downdown.  in the streets は、in が 「中で」という意味なので、なんとなくしっくり来るかもしれません。 downtown は、ここでは「中心街で」というような「副詞」で使われているので、in は付いていません。 home などもそのように使われることが多いようですが、この辺は慣れないとなかなかしっくりこないと思います。 The economy in the area was severe.  (この地域の経済はシビアーだった) の in も同じ使い方です。
   There was a sense of fulfillment in every ant's eyes. (おのおののアリたちの目には、満たされた気持ちが現れていた) ここも in が目の中にを表しているので特に問題はないと思います。
   One day, very close to the end of the year,  to は、the end  に向かって、close 近い ということを表しています。
   The grasshopper sat on the edge of the pavement of the street.  on the edge の on は、「上に」ということで、on の一番一般的な使い方です。 of the pavemant の of は、「〜の」ということで、日本人にとっては一番使いやすい前置詞かもしれませんが、 of the street では、前回は in the street だったのでは? と思う方も多いと思います。 of は、「所属」のような感じを表すようなので、ここでは「その街の歩道に座って」という感じで、こちらの方がしっくりくることになります。
   An ant came up to him. の up は、彼に「近づいてきた」感じを表しており、なかなか学習者には難しいと思います(私にとっても同じで、校正のネイティブの先生が up を加えてくれました。)。 He ate it up in an instant. こちらの up は、「しきった」感じを表しており、日本語でも仕事を終えることを「上がって」「アップして」などというので、こちらは取り付きやすいかもしれません。 in an instant は、「一瞬で」という熟語ですが、in の「中で」という意味や、in には「満ちて」「フルで」という意味もあるので、イメージと合っているという言うことができそうです。
   They put some money into the case of the violin.  into のように、in の意味と to の意味をくっつけで「何に」というのもなんとなくしっくりくると思います。
   One of the ants opened his umbrella and put it over to the grasshopper.  over で、「上にかぶさる」感じ、 to で、差し出す感じを表しています。

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