have done (2) その1
August 26th,2012
   have done の形、いわゆる「現在完了形」と言われものですが、「経験」「完了」「結果」「継続」などの用法があると言われているが、「経験」が一番とっつきやすいということで、前回やりました。  日本語訳でも「〜したことがある」という訳と直結しますから、イメージを作りやすいと思います。 その次に割ととっつきやすいのが、今回の「完了」の形だと思われます。
   一方、とっつきやすいといっても、「過去形とどのように使い分けるのかよくわからない」という人も少なくないのではないでしょうか。 また、「現在完了形は、過去形で代用されて将来なくなっていくのではないか」と考える言語学者もいるいう話を何かの本で読んだこともあります。
   そうはいっても、現在は、厳然としてありますし、このシリーズの中でもそれなりに出てきます。(過去形を現在完了形にネイティブの先生に直されたこともあるので偉そうなことは言えませんが。)

今回のRunnerでは、次の二つの文が出てきました。

I've lost my way home even though I live near here.

Has her magic started to work?

I've lost は、「道に迷ってしまった」 ということになります。
日本語でも「道に迷った」というのと「道に迷ってしまった」というのでは、なんとなく雰囲気が違います。
I've lost には、「してしまった」のような、「過去のことが現在に引きづられているようなニュアンス」があります。
このようなことは、なかなか一回で納得するのは難しく、またよくわからないものは、「保留にしておき、いつか分かる時が来るまで待つ」ということも英語学習では必要です。
my way は、自分の行く道を ということです。
home は、「家に」という副詞です。副詞は、このように前置詞が付きませんし、形容詞と違って、唐突に使われる感じでなかなか難しいですが、少しずつ慣れていく必要があります。
even though は、「〜だけれども」で、「ここの近くに住んでいるけれども」、ということになります。

彼女の魔法が、効き始めたの?
という意味ですが、「始まった」感 を強めるために、has started を使っています。 スタートしたことが「ついさっきのことのように感じられる」効果があります。
workは、「働く」でも「効く」でも同じですね。

Keiko&Professor のPoeticの回でも最後の方に出てきます。

By now they had used all the words,except WILL and WOULD.

この文章は、過去形の中で使われているためこの形ですが、もし話し言葉で使われていれば以下のようになります。
He said,"By now we have used all the words."
「今までで、すべての言葉を使った」
ここでは、「すべてを使い尽くした」感 がhave doneの形で出ていることになります。

by now は、「これまでに」
except は、「〜を除いて」    

have done(2)  その2
August 19th,2012
"I have something to tell you."    "What is it?"  "I have finished my homework."  "What?"  "My English teacher gave it to us."   "Oh,really. I didn't know that you were learning English.  When did you start it?"   "I've started it recently. "   "I see. Show me your home work."  "I've lost it!"  "....."  

I have finished my homework.
「やっと終わった」「終わっちゃった」という感じが出ています。

I've started it recently.
「最近始めた」「始めたばっかり」という感じが出ています。

I've lost it!
「なくしちゃった」という感じが出ています。

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