Runner−4を解説してみる
Octorber 7th,2012
   前々回は、Runner-4について、日本語訳を付けてみましたが、今回は1センテンスずつ文法的な解説を加えたいと思います。 これまでの日本語解説のコーナーでは、1回あたり1つの文法テーマに絞って説明してきましたが、まだまだ解説が不足しており、なぜその文がそのようになるのか、わかりにくかったのが実情です。 今回の説明で、これまで不明だった部分を少しでも消せればと思います。  とは言っても、説明の半分くらいは、これまでにこのコーナーで説明してきた内容です。
   今回は、全ての文をはしょって説明しているので、よく分からなくても全く気にしないでください。 これまで行ってきた各文法的な解説については、今後も続けていきます。
   今回は多いので、何回かに分けて読んでみてください。

Runner-4
   After her coach quit, her motivation for running went down.  
-after は、「〜の後(あと)に」という意味なのはご存知のとおりですが、うしろには、「名詞」も「文」も来れ、ここでは文が来ています。
-quit は、「辞める」という意味で、過去形や現在分詞も同じ形という珍しい動詞です
-for は、「ために」とか「ための」といった感じの前置詞です。
-running は、run に ing を付けることで、名詞的に扱っています。
-go down は、「落ちる」ということは、想像できると思います。
[直訳:コーチが辞めた後、彼女の走ることへの意欲は落ちた]

She rested for several days. 
-for は、先の他に「の間」の意味で使われます。
-several は、「いくつかの」という言う意味です。
[直訳:彼女は何日間か(トレーニングを)休んだ。]

She insisted on what her coach said, she shouldn't run if she felt bad.  
-insist  というのは、「固執する」という意味の動詞で、on が伴います。
-on は、「上にくっついて」という前置詞ですので、「固執する」にぴったりの前置詞なわけです。
-what her coach said  の、what は、「〜すること」とか「〜するもの」とい意味で、後ろのher coach said を引き取り、「彼女のコーチが言ったこと」という意味になります。この種の what は、多く使われます。
-shouldn't  は、 should not の略ですが、 should が、「すべき」という意味なので、「すべきでない」ということになります。
-if  は、「もし」ということですが、本来は if she feels bad 「もし、調子悪く感じたら」ということでいいのですが、英語には、「文の中の時間軸を合わせる」という大きな特徴があるので、面倒ではありますが、coach said で、コーチが言った、があるため過去形にしなければなりません。直接言ったことを表示する場合は、当然「話したこと」そのものなので、何形でも構いません。
 例:Her coach said,"You shouldn't run if you feel bad."
[直訳:彼女は、コーチの言ったことに固執していた、調子が悪いときは走るべきではない、と。]

She felt bad because of him!  
-feel は、「感じる」という意味ですが、is と 交換して使える、と考えるとわかりやすいと思います。 she is bad. 「彼女は、調子が悪い。」
-because of は、「のせいで」、「のために」という言葉で、後ろに名詞が来ます。
 例: Because of rain/traffic jam/you 「雨/渋滞/君 のせいで」 
[直訳:彼女は、コーチのせいで調子が悪く感じていた]

 ここで、日本語と英語の動詞の違いについて。
 She insisted on it. 「彼女はそれに固執した/固執していた」
 She felt bad. 「彼女は、調子悪く感じた/調子悪く感じていた」
 She live in Japan. 「彼女は、日本に住む/住んでいる」

 特に最後の文でわかるように、「彼女は、日本に住む」は、日本語として変です。それは、「住んでいる」というのは、「一時の動作」ではなく「状態」だからです。日本語の場合は、状態を「〜している」と表現するため、英語の be -ing の現在進行形と混同して間違う人が多くなってますが、現在進行形は、「たった今進行中」を表し、状態を表すのとは違います。
 私は、日本に住んでいる
   ○ I live in Japan.
      × I'm living in Japan.
 上の3つの文は、後半の訳の方が実態に合っています。

   Her first marathon day was approaching.
-approach は、「近づく」という動詞ですが、「近づいていた」という現在進行中のため、現在進行形(ここでは過去なので、過去において進行中)が用いられています。現在進行形では、このように「〜している感」が表せることになります。
[直訳:彼女にとって最初のマラソンの日が近づいていた。]  

So she started running but she couldn't concentrate on it.
-so  「それで」という意味です。
-start running   runningを始めた ということで、動詞に-ing や、to do を付けて、「〜することを〜する」という多く用いられる形です。たまに、動詞の後ろに-ingしか付けれない(to do しか付けれない)、又は意味がどちらを付けるかによって変わるもの、がありますが、多くの動詞は、どちらでも同じと考えていいと思います。
-couldn't  「できなかった」
-consentrate  「集中する」 consentrate にも、onが付くのは、前記のように相性がいいからです。
[直訳:そこで、彼女は走り始めたが、走りに集中できなかった。]

Soon her boyfriend said that her form was not the one she had used with the coach.
-soon  「すぐに」、「まもなく」という意味です
-that   said の後ろをひとまとめにする役割があります。that がなくても、he said と言ったあと、一息いれで後ろの文を話せば、彼はこう言ったんだな、と理解できますが、that を入れることで、「以下引用ですよ」と、注意を促しているといえます。
-one    one は、「影」のような役割をする名詞で、複数形もあり ones となります。具体的には、ここでは「フォーム」を指していますが、「英語は繰り返しを嫌う言語」のせいか、「フォーム」と言わず the one で代用しています。日本語にすると「あれ」とか「やつ」などになると思います。
-she had used    英語の場合、「時」の表し方が厳密な面があります。 過去の話をしている時に(この物語はすべて過去の話)、さらにそれより過去の話をしたい時に、「過去形よりさらに過去の形」を用います。 ここでは、ボーイフレンドが話したのは、コーチと一緒だった時のフォームと違った、ということなので、明らかに話した時点より過去の話なのでこの形 had used に、なっています。 日本の学習者は、had done の形などは、忌み嫌うかもしれませんが、冷静になって考えてみると had はhad ですし、used などの現在分詞の形は、-ed パターンのお馴染みの形です。 「過去の前のことは had doneで表す」ということは、考えてみると「トンデモ難しい」ことでは全くありません。
[直訳:彼氏がすぐに、彼女のフォームは、コーチと一緒だった時に用いたフォームと違うと言った。]
It made her upset.  
-make    「させる」という動詞です。 「make の後に「人」がきて、その後に動詞の原形が来る」という明確なルールがあります。日本語は、ルールに対して寛容な面があるため日本人は「そんなルールは嫌いだ」と思いますが、スポーツと同じで参加するのであれば、ルールに従うよりほかありません。
-upset    「慌てる」という形容詞です。
 She was upset.
 She was happy.
 It made her happy. それは、彼女を幸せな気持ちにさせた。
[直訳:それは、彼女を慌てさせた。]

The more she pursued her original form the more her form became far from it.  
-the 形容詞, the 形容詞  これは、一つのテクニックで、「〜になればなるほど、〜になる」という意味を表します。
-more は、「もっと多くの」という形容詞です。
 例: She said she wanted more food.  彼女は、もっと食べ物が欲しいと言った。
-more は、「もっと」という副詞(後述)ということもできます。
 例: She said she wanted more.  彼女は、もっと欲しいと言った。
-far from    は、 far が「離れている」という意味なので、from を伴い「それから離れている」という意味になります。
-become は、「〜になる」という be+come の be と come の両方の意味を持つ動詞です。
-persue は、「追い求める」という動詞で、中級の動詞ですが、follow が「追う」だとしたら、「求める」がプラスされた感じです。 英語学習では、基本の動詞を覚えて使えるようにするのが順序としては最初ですが、それぞれの動詞にはその動詞なりの「ニュアンス」がありますから、やはり少しずつでも増やしていければ、言葉の世界が充実していきます。
-original は、日本語でも「オリジナル」というのでおなじみで、「元の」という意味です。
[直訳:彼女が元のフォームを求めれば求めるほど、彼女のフォームは、それから離れていった。]

She was becoming confused.
-confuse は、「混乱させる」という動詞です。「する」「させる」の関係は、日本人の英語学習者にとってかなり「混乱させられる」部分です。She was confused. 彼女は混乱した。(彼女は、混乱させられた)
He confused her.  彼は、彼女を混乱させた。
さらにここでは、「混乱していた」と、「現在進行中」の感じを出すため現在進行形にしています。ここは、ネイティブの先生に直された部分なので、偉そうなことは言えませんが、become を使うのが自然だそうです。
[直訳:彼女は、混乱していた。]

   Today she was sitting on the bench in the park.  
-today は、もちろん「本日」という意味ですが、実は、「本日」と言った場合、日本語でも二つの使い方があります。
  本日(今日)は、日曜日です。 Today is Sunday.
  本日、学校は休みだ。 We don't have school today.
  最初の today は名詞、 後の today は、「副詞」ということになります。 副詞は、「動詞を修飾する」と言われ、形容詞のように特定の名詞を修飾するのでないので、割と置く場所が自由だったり、前置詞が付かないで単独で用いれるので便利です。

-on the bench in the park    この bench, park は、初めてこのストーリーに出てきたにも関わらず the が付いています。「the は、2回目以降に使われるのではないのか」といぶかしく思った読者の方もいるかもしれません。 
  the は、英語の中で「最も難しい単語の一つ」です。実際、ストーリーをネイテイブの先生に直してもらっていますが、直されるトップファイブに 「the の有無」が挙げられます。
  名詞には、まず、「数えられるもの」と「数えられないもの」があり、「数えられるもの」の場合、「a dog」「dogs」「the dog」「the dogs」 の4種類、「数えられないもの」の場合、「beer」「the beer」の二種類があります。(この6つ以外はありません)
  この内 the が付くのは、一言で言うと「話し手も聞き手もわかっている場合 the を付ける」というルールです。別の言い方をすれば、「the が付く言葉は「特定」されており、 the を使うときには、 the が使われる「特定される根拠」が必要となります。 例えば二人で話しているとき二人共分かっているとき the が付く、書き物の場合は、書いた人と読んでいる人が分かっているとき the が付きます。
  これに対して、a(複数の場合は-s、数えられない動詞の場合は何もつかない形)が付く場合は、「特定しない一般的なもの」を示しています。
  例: I like the cat.  (その猫が好き)
         I like a cat.   (猫が好き)
         I like cats.    (猫が好き)
         I like my cat. (I like my cats.)
      I like this cat. (I like these cats.) 
    
   最初の the cat は、「あの猫が好き」「例の猫が好き」といった感じで、(自分も含め)聞いている人が、どの猫かわかるか時に使います。 始めて猫が登場するときでも、「僕は、その猫が好き。その猫は、家の周りをうろついていて...」というように使えます。 これに対し「僕は猫が好き。」では、一般的な猫になってしまいます。 a cat と cats ですが、猫が好きなのは、多くの猫なので cats の方が多く用いられるようですが、一匹に代表させて、a cat でも間違いではないようです。 my や this など「特定するもの」が既に付いているときは、あえて the をまた付けて特定させる必要がないため、付きません。        
  Today she was sitting on the bench in the park の場合、Today she was sitting on a bench in a park. になれば、ネイティブの人は、違った印象を持ちます。 たぶん、後者では、映画の画像のような明確なイメージを描けず、違和感を覚えるかもしれません。その辺のことは、いつかネイティブの人に聞いてみて、改めて説明したいと思います。 
[直訳:今日は、彼女は公園のベンチに座っていた。]

She was thinking about why humans run.
-about  「〜について」
-why humans run    疑問文だと Why do humans run? になります。Do humans run? 「人間は、走るの?」に why が付いた形です。 疑問文は、「疑問詞が主語」になる場合と、そうでない場合があり最初は混乱しますが、慣れればそうでもないです。 また、このように「直接言っている形ではない場合」質問形式(doなどが付いたり、語順がひっくり返ったりすることで疑問文が作られる)のルールがなくなります。 これも、慣れが必要です。
[直訳:彼女は、なぜ人間は走るかについて考えていた。]

She saw a child running.  
-see  「見る」という動詞です。 see の後に人が来て、その後にrun と「原形が来る場合」と、running と「進行形が来る場合」があります。
  She saw a child run.
    She saw a child running.
 上は、「彼女は、子供が走るのを見た」、下は、「彼女は、子供が走っているのを見た」になります。どちらも正しいですが、下のほうが、「している感」が強くなります。
[直訳:彼女は、男の子が走っているのが見えた。]

He fell down and cried.  
[直訳:男の子は、転んで泣いた。]

His mother helped him to stand up.
-help him to stand up   彼女は、彼を助けた、彼が立ち上がるのを といった感じで、英語の場合、「彼を助けた」と言っておいて「立ち上がるのを」と足していきます。それが英語の特徴です。
[直訳:お母さんが、男の子を立たせた。]  

Then, amazingly he started to run again!
-then   「その後」「それから」といった意味です。
-amazingly  「驚いたことに」
start to run    このストーリーの最初の方の文では start running でしたが、どちらでも同じなのがわかります。  
[直訳:それから、驚いたことに男の子がまた走り始めた。]

She thought.
[直訳:彼女は考えた。]

"Wasn't he afraid of falling again?
-afraid は、「怖い」という形容詞です。 of を伴うのはルールなので、黙って付けるしかありません(そういうフレーズは多く、学習者を悩ませる)。
[直訳:彼は、また転ぶことが、怖くないんだろうか。]

Maybe children are nearer to primitive animals than adults are.
-maybe  「多分」
-nearer     near 「近い」に -er が付くことで、「より」近い と比較の形になります。
-than  「〜より」を表す言葉です。 than adults are のare は、children are との比較なので、「比較する部分を同じにする」というルールによります。
[直訳:多分、子供は、大人より野生の動物に近い。]

Why do animals run?  
[直訳:どうして、動物って走るんだろう。]

Of course they run to get their food.
-to get   「求めるために」  このように to do は、「〜のために」という使われ方が、一つの重要な使われ方です  
[直訳:もちろん、彼らは餌を求めて走る。]

Or small animals run to escape from being eaten.
-or  「または」「もしくは」
-being eaten    「られった」受動態の形です。 名詞化するために-ing にしていますが、ingの形には、being  というようにしています。
[直訳:もしくは、動物は、食べられることから逃げるために走る。]

Only humans run without purpose.
-only   「〜だけが」
-without   「〜なしに」  
-porpose  「目的」
[直訳:人間だけが、目的なしに走る。]

Without purpose?  
  省略してこのような不完全な文で疑問形にすることができます。 
[直訳: 目的なしに?]

Can't fun be the purpose?  
-can   は、「できる」の他に「ありうる」という意味があります。 can't で、「ありえない」になるわけです。
-the purpose   その目的、fun の目的
[直訳:「楽しい」は、(その)目的ではありえない?]

Isn't fun a good reason?"  
[直訳:「楽しい」は、ちゃんとした理由じゃないの?]

She didn't know.  
[直訳:彼女には、よく分からなかった。]

   She saw a middle aged woman performing taichi in the distance.  
-middle aged    「中くらいに年を取らされた」。英語では、このように「られった」形をうまく使えるようになると、話し方が広がります。
-in the distance  「離れて」
[直訳:彼女は、中年女性が、離れたところで太極拳をしているのを見た。]

Her rhythm was very slow and her form was elegant.  
[直訳:彼女のリズムはとてもゆっくりで、彼女の型は優雅だった。]

She was watching her action for a while.
-for a while   while は「しばらくの間」という意味なので、全体で「しばらくの間」という意味になります。
[直訳:彼女は、しばらくの間彼女の動きを見ていた。]

Suddenly she got an idea.  
-idea   「考え」 日本語でも「グッドアイティアが浮かんだ」といいますが、「一つの考えが浮かんだ」といういい方をします。 
[直訳:突然、ある考えがひらめいた。]

She stood and posed with a running form and began to run very slowly, as slow as taichi.  
-as slow as taich    "as 形容詞 as 何か" で 「taich のように、slow に」という言い方になります。  
[直訳:彼女は立ち上がると、ランニングのポーズを取りゆっくり走りはじめた。太極拳のようにゆっくり。]

She remembered her coach said that she should listen to the voice from the depths of her mind.  
-listen  「聞く」には、方向を表す to が付くこともルールで決まっています。
-remember   は、「覚えている」「思い出す」という日本語だと二通りの意味があり、少し混乱します。
[直訳:彼女は、彼女のコーチが、自分の内なる声に耳を傾けるべきだと話したのを覚えていた。]

She concentrated on her form.  
[直訳:彼女は、自分のフォームに集中した。]

She closed her eyes.  
[直訳:彼女は、目を閉じた。]

She felt her form was starting to be better.  
[直訳:彼女は、フォームがよくなり始めているのを感じた。]

She performed earnestly.
[直訳:彼女は、熱心に演じた。]

   After her performance she opened her eyes and saw a lot of children were gathered around watching her.  
-around   「周りに」
-watching   「見ながら」  -ing は、「〜しながら」という使い方ができます。 この言い方は、ストーリーを書く上で、〜and、 〜and と繋げていくより便利なので、多用されています。
[直訳:彼女の実演のあと、彼女が目を開けると、たくさんの子供たちが彼女を取り囲むように集まり、彼女を見ているのが見えた。]

She felt embarrassed and said.
[直訳:彼女は、恥ずかしさを感じ、聞いた。]

"You guys, what are you doing?"  
-you guys    「君たち」  二つの同じような言葉を繰り返して以下のように使えます。
  you two   「君たち、二人」      
[直訳:君たち何しているの。]

The children looked too shy to say anything and stared at her.
-look    「見える」  前の feel と同じで、is と交換可能です。
-too shy to say   「shy すぎて言えない」 「言うには shy 過ぎる」
-anything   「何も」
- stare   「見つめる」 look at  「見る」 と同様 at が相性がいい前置詞です。 これは、 at が「狭い範囲」を表すためです。
[直訳:子供たちは、何かを言うにはシャイすぎで、ただ彼女を見ているだけだった。]

Soon one boy came to her and said.
[直訳:まもなく、一人の少年が彼女のところに来て言った。]

"We've never seen your type of running form.
-have never seen    「見たことがない」
[直訳:僕たち、お姉さんのような走り方、今まで見たことないよ。]

It's interesting.  
-interesting    は、interested と、裏表の関係にあります。
 I'm interested in it.   「私は、それに興味を持っている」
[直訳:それは、興味深い。]

Can we imitate you?"
-can   「できる」かどうかを聞いていますが、「技術的にできるかどうか」ではなく、「していいか」を聞いていることになります。
-we  日本語と違い、「ぼくたち」でも「われわれ」でも we です。
-you   日本語と違い、「お姉さん」でも「あなた」でも you です。
[直訳:僕たち、お姉さんを真似ていい?]

She laughed and said.
[直訳:彼女は、笑って言った。]

"Why not?"
 これも省略した疑問の言い方です。
[直訳:どうしてだめなの=全然構わないわよ]

She started her running performance again, this time a little faster.
-this time   副詞的に使われています
-a little faster   副詞的に使われています
[直訳:彼女は、今度は、いくぶん早い動作で演技を始めた。]

The children followed her imitating her.  
-imitating  ここでも「〜しながら」で使われています。
[直訳:子供たちが、後ろをまねしながらついていった。]

This embarrassed her but at the same time she felt proud of it.
-embarrass    「恥ずかしく感じさせる」
 She was embarrassed at this.  と裏腹の関係にあります。
- at the same time    「同時に」
 at は、このように「ポイント」「ある一点の時期」に使われることの多い前置詞です。 same は、「同じ」という意味で、「同じ時期」というのは、「決まっている」the と相性がいいことになります。
[直訳:このことは、彼女に恥ずかしさを感じさせたが、同時に彼女は、それに誇りを感じていた。]  

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